石・石・石

当社の職人が先週はこのような現場に行ってきたそうです。
“どんな現場でも手は抜きません!一生懸命します!”いつも言っておりましたが、かなりの石の量で、涙が止まらなかったそうです・・・。
調査のときに埋設の状況も確認できたらいいのですが、実際は掘削してまで調査って出来ないですよね。苦しいところです。

高槻市施工基準(合流地域について)

今回は高槻市で8件口の造成地の調査に行きました。高槻市の合流地域では、合流地域であっても、造成計画地内では汚水系統と雨水系統を分けなくてはいけないんです。
写真↑は造成計画地の計画道路と既存の道路の交差点付近の図面です。黄色いラインが汚水系統で水色のラインが雨水系統です。
合流地域ですが、汚水系統とは別に雨水系統がありまして、計画地の最終人孔桝で汚水・雨水を合流して1本の下水管としてまとめてから、既存の汚水合流本管へ接続しています。理由は、高槻市の合流地域は、将来的にすべて分流地域になるからだそうです。なので、敷地内で汚水・雨水を分流できるところは先に分けておくことで、将来新たにもう1本の下水本管が布設されたときに簡単に切り替えることが出来ると言うことなんです。
根本的には、大雨が降ったときに、処理する汚水量が増えて、汚水合流管の末端の処理施設において汚水を処理しきれないということなんです。
今の日本、夏なんか熱帯みたいに雨が降りますもんね。フィリピンやタイなどのスコールみたいなもんですよ。

八幡市施工基準(雨水について)

八幡市は全区域分流地域となります。ただ、雨水管に関して、男山地区と西山地区を市下水道課が管理していて、その他の雨水施設は道路河川課が管理しているそうです。これもどちらかの課に資料・情報をまとめてもらえるとありがたいんですけれどね。ぶっちゃけ、下水道課のコンピューターの方でまとめてほしいです。
写真↑のように、実際に道路河川課が管理する雨水管があっても、下水道課の台帳へは反映されていないんです。下水道課のコンピューターで市が管理するすべての管の情報が見れると便利なんですけれどね。
ちなみに、だいたいの雨水は敷地の前(前面道路)に、市の管理する側溝や集水桝があればそこに放流可能みたいです。

大阪市施工基準(2階建て2世帯ワンルームマンションについて)

大阪市では2階建て2世帯のワンルームマンションなら、水理計算に問題がなければφ25のメーターでも給水が可能ということなんです。

まあ、1世帯5栓(洗面+風呂・洗濯・キッチン・トイレ・給湯器)で、2世帯の合計で10栓。散水を2栓足して、全体で12栓同時使用を4栓として考えて計算すると、これが給水可能と出るんです。ただ、水道本管水圧給水距離によっては難しいときもありますけれどね。

大阪市では管径φ25mmの次の大きさがφ40mmとなり、φ25mmのメーターとφ40mmのメーターでは材料費がかなりアップするので、φ25mmの大きさで可能ならφ25mmで施工する方がお施主様に負担をかけなくて済んです

しかしなんですが、見積もり調査をするときに水道局に協議に行くのですが、計算書を持っていっても、その場では回答をくれないんです。民間では仕事のスピードが死活問題につながるのですが、役所では関係ないんです。全部が全部の役所がゆっくりではないんですけれどね、大体の人が“今はわかりません”と答えるんです。

そのスピードでは仕事量もしれてますよね。またコスト(税金)パフォーマンスも多分低いと思います。

“ほんまや”がまだ売られていました。

ちょっと前に話題だった大阪市製造のペットボトル飲料水“ほんまや”(高度浄水処理した水)を大阪市の水道局で見かけました。先月に橋下市長が“税金の無駄遣い”ということで製造の中止を指示した噂の飲料です(結局、ほんまやの生産費用は税金からではなく、大阪市水道料金から捻出しているとのことで、橋本市長は陳謝しておりましたけれど)。
見れば、販売機の真ん中↑(ピンクのペットボトル)を陣取っています。サントリーの天然水が110円ほんまやが100円だったら、個人的な意見としては110円のサントリーの天然水を買いますね。水道水にお金をかける気になれないですもんね。

もともと水道局の水道技術力の高さを広めたいということで“ほんまや”を販売されたそうですが、それならもっと価格を下げるべきですね。そもそも、何のために水道の技術力を広めたいかを考えて欲しいですね。その技術力が将来の大阪市の利益になるのなら、無料にして配布してあげたらいいんですよ。それも日本じゃなくて、海外に。ペットボトルなんだから保存だって利くんだし。暑い国なんかすぐに喉が渇くから、そんなところで広げてやれば、“日本の水道水はめっちゃおいしい!!それじゃあ、日本指導のもとで浄水場を作ってもらおう。ついでに浄水場の管理やインフラ整備も頼んでみよっかな?”って風になったりすると思うんですけれどね。極端かもしれないですけれど、要は先を見込んだ考え方を持って欲しいと感じるんですよね。

今の状態なら、ただ販売して終わり。しかも、大阪市の各家庭から出てくる水道水と“ほんまや”の水質は全く異なるんですよ。というのも、水道本管の内部に溜まっている汚れ(ぬめりみたいなものがついているんです)に触れながら蛇口に届いているんです。

それなら、水道本管の清掃にお金をかけたり、水道料金を下げる方がもっと市民にとって利益になるかと思うのですが、いかがでしょうか?

八幡市施工基準(市納金について)

八幡市では一戸建て住宅(水道口径φ20)を建築する場合、以下の市納金が発生します。
加入金      ¥129,990 
施設整備費   ¥299,985
手数料         
 設計審査費      ¥7,200
 竣工検査費    ¥5,400   
     合計    ¥442,575
今回の調査地は造成地内の土地ということもあって、施設整備費は既に支払われておりました。
どこの市町村もいつもながら結構な費用がかかりますね。

写真↑は八幡市の上下水道局です。市役所から少し離れた建物にあります。
ちなみに、八幡市ではφ20では10栓まで設置可能とのこと。それ以上の栓数になるとφ25mmになるとのことです。

知らないところで漏水していて、水道料金が高くなっても・・・。(奈良県香芝市の場合)

漏水すると結構な水道料金がかかるんです。しかし、例えば奈良県香芝市の場合、漏水していたことが分かって、市の指定工事店漏水証明を申請してもらうと、いくらかお金を還付してもらえるんです。
ちなみにその“いくらか”ですが、通常使用していた時の水道料金と漏水していた時の差の2分の1(2回目以降の漏水の還付は3分の1)となります。申請後、その金額を指定された口座に振り込んでもらえるんです。但し、還付してもらえるのは3カ月前までの漏水分のみとなるそうです。
ちょっと水道料金が高くなったな?と感じたら早い目に確認した方がいいですよ。

高槻市施工基準(申請に必要な書類について)

高槻市給水・排水の申請(内部・外部とも)をするのに下↓のような項目の書類が必要なんです。
給水なら
●給水装置申込書(給水装置用)
●給水装置申込書(配水支管用)
●配水支管私有地内布設誓約書
         ・
         ・
         ・           等
排水なら
●内部設備等工事計画確認申請書
●公共下水道使用届け
         ・
         ・
         ・           等
と全部で10種類ぐらいあるんです。
それに引込工事があると、さらに追加↓
●道路占用許可申請書
●道路占用料減免申請書
       ・
       ・
       ・             等
またディスポーザーなどを使用する場合は、また更に開発協議にて書類を準備し・・・。上記書類に加えて、図面(配置図・平面図・アイソメ図・・・等)を添付する必要もあるんです。簡単に申請といっても、いろいろと書類作成に手間がかかるんですよ。
何とかこの書類の量を少なくしてくれると助かるんですけれどね。


奈良市施工基準(公共下水地域について)

奈良市では公共下水道地域であっても、やむを得ない状況であれば浄化槽の設置が認められるそうなんです。
今回の調査物件では下水本管の管底よりも、建物計画地盤の方が低いという状況でした。ポンプアップも考えられたのですが、ポンプアップの位置、ポンプの電源の取り方や制御版の設置位置の取り合いなど、協議内容が複雑で、すぐに結論はでないとの事でした。
今回は雨水管がたまたま建物計画地の前面道路ありまして、浄化槽なら自然勾配で汚水を放流することが可能とだったので、下水道課の担当者に相談したところ、“公共下水地域ですが、浄化槽設置も可能です”とのことでした。最悪何かしらの方法があるというのはいい事なのです。たまにあるのが、雨水本管もなかったり、市町村によっては“公共下水地域での浄化槽設置は絶対に不可”ということ。どうしようもないっていうのが一番つらいです。
でも、なんだかんだ言っても必ず結論は出るんですけれどね。


また今日も社長が・・・。

いつもながら社長消費税増税に対して怒っています。どうも、野田首相が“国の借金を何とかしなくてはいけない!”という発言が気に入らないらしいんです。

知ってますか?今現在の国民一人当たりの借金。なんと約750万円もあるんです。社長はこの“国民1人あたり”と言うのが気に入らないんです。社長曰く、“借金は国民が作ったんではなくて、“政治家(主に自民党で民主党も追加)”が作ったやないか!作った借金は自分らの給与で責任持って支払え!借金をつくった張本人が借金を返さないでどうするねん”と。

確かにその通りですよね。給与を0円にしなさいと言っているわけでもなく、それでもって、国民みんなそう思っているのに何でそれができないんでしょうね。期限つきで減給とか・・・。空いた口がふさがらないですよね。

基本的に政治家って、水道屋さんに比べて簡単な職業だと思うんですけれどね。というのも、国民が何を欲しているかは明らかなんですから、その要求を満たしてあげたらいいだけなのに。それを満たしてやることができない。要求を満たしさえすれば、今の民主党なんか支持率は跳ね上がるのに、そうしない。

政治家でいうところの国民は、当社でいうところのお客さんみたいなもんだと思うんですけれどね。よっぽど水道屋さんのお客さんのニーズに応える方がよっぽど大変なんですけれどね。毎日大変ですよ。

まっ、お金が勝手に入ってくるか、それとも自分で稼がなくてはいけないかの違いでしょうかね。政治家が自分で稼がないとダメになったら、もっと真剣に取り組むかもしれませんね。政治家にも成績表をつけて、給料も歩合制にしたらいいかも。

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